一級建築士事務所 別枝大輔建築研究所

建築作品ギャラリー

Route66 Garage

Route66 Garage(ルート66ガレージ)
倉庫→趣味部屋+ミニオフィス

使いながら変える(木造であること)

当事務所No.001の「STEP CUBE」敷地内にある倉庫のリノベーションプロジェクトです。当初は倉庫として計画していましたが、お客様からライフスタイルが変わり、趣味部屋といつでも仕事ができる仕事部屋に変えたいとの要望を受けて、取り組むことになりました。こうした変更を柔軟に受け入れるため木造で提案していた建物でした。

 小さくても快適に過ごすために

早速、間取りの打合せを行いました。部屋割りをどう考えるかということよりも、どのあたりでどういうことをしたいかというヒアリングを中心に行い、家具関係のレイアウトをまとめる事で使い勝手の良い空間にすることを心がけています。

内装計画と照明計画をまとめて考える

ある程度の変更を考慮していたとしても様々な部分で材料の納まりを検討しなければならないことが設計過程で判明したので、まずは間接照明を中心とした照明計画を行い、その部材を内装工事の見切りとして使用することでスッキリとした納まりとすることにチャレンジしています。

工種をなるべく絞る

計画から竣工まで頂いた期間は2か月間。打合せに1か月弱かかると予想していたので、なるべく工事に関わる工種を減らすことで、最短の工期を目指しました。大工工事・電気工事・内装工事・塗装工事の4職種にて今回のリノベーション工事は完了しています。工種を絞ることで、コスト的な調整も行いやすく、希望予算の範囲内でまとめることが可能となりました。

住宅に新しい価値をプラスする

住宅という1つの用途だけでは、住宅ローンの負担を軽減することはできません。そこに+仕事をいう概念を持ち込むことで、住宅の資産価値は大幅に向上すると考えています。ただ生活するためだけの場所ではなく生産性をもつ場所として考えることで、自分のお気に入りの場所でやりがいのある仕事をする。そのような価値観のある住宅をこれからも提案していきたいと考えています。

物件番号
No. 011
竣工年月
2018年2月
延床面積
23.18m²
総工費
66万円
工法
木造平屋建て

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