一級建築士事務所 別枝大輔建築研究所

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既存住宅状況調査技術者講習

2017.09.11 / ブログ

既存住宅状況調査技術者講習を受講してきました。

リノベーションの仕事依頼を受けるときに少しでも知識が増えればと思って受講している講習です。平成30年4月から宅建業法が改正され、中古住宅の売買をする際にインスペクションを受けるかどうかの説明が義務付けられるようです。このインスペクションは建築士のみが行うことができる調査業務になっているので、今後は不動産屋さんとのコラボも多くなるかもしれません。

自分自身も中古物件を買うときには「売主が個人であるから」という理由で瑕疵責任は負わないとか、現状有姿での取引になってしまうことに多少不安感はありました。普段から設計をしている自分としては「まぁなんとかするから大丈夫か」と思えるからいいですが、普段建設関係の仕事を目にしていない一般のお客様はとても不安であると思います。そうした場合に専門家である建築士の調査結果があるというのは安心につながるのではないかと思います。不動産屋さんから提案されることもあるでしょうが、僕個人としては「建築士さんに相談してみよう!」というきっかけづくりになってくれればと思っています。資格は約2か月後に発行されるということなので、その時に調査費用などをまとめてみたいと思っております。

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