設計事務所にとってプラスαの仕事って何かないかなぁと以前から考えていました。イメージしやすいところで考えると家具の提案はいつも出来そうで出来ていない部分でした。もちろん自分で設計した家具を入れていただくのが理想ですが、間取りや床材にこだわってしまい、家具の設計にたどり着くまでには予算がない…。こんなケースが多々あるのです。
僕が図面を描いたり、現場で打合せしている間にお客様が家具のイメージと予算を簡単にまとめるにはやはり実物を見られるショールームが必要だということで、MASTERWALさんに出会いました。MASTERWALさんは岡山の会社でありながら東京でも売り上げを伸ばしているウォールナットに特化した家具屋さんです。岡山ネットワークを作り上げたい僕のビジョンともぴったりです。恐れ多くも一緒に仕事をしたいとラブコールを送っていたところ話がトントン拍子に進み、一緒にコラボできるかもしれないということでしたので、図々しくも浅口郡里庄町にある本社工場の見学もお願いしました。快く引き受けてくださり今日見学してきました。
印象的だったのが、材料置き場。ウォールナットが山積みです。アメリカの五大湖付近のウォールナットを伐採し、それをコンテナで輸入しているそうです 。今までヒノキや杉は見たことありますが、重厚感のある色の塊は圧倒的でした。この塊が形を変えて家具になる。その可能性を考えるととてもワクワクしてしまいます。
一通りの作業工程をじっくりと45分かけて見せてもらい、ショールームへ移動。今後の取引条件などを整理して一度話を持ち帰ることになりました。今後の展開としては大いに期待できそうです。進展あればお知らせしていきたいと思います。
午後からは後楽園のマンションリノベの現場と中島の共同住宅の現場をめぐり一日終了です。船穂の新プロジェクトのプランを考えながら