一級建築士事務所 別枝大輔建築研究所

建築作品ギャラリー

SLITTING HOUSE

FUNAO MODEL 株式会社ネクサスアーキテクト モデルハウス

デザインプロデュースをさせていただきました。
株式会社ネクサスアーキテクト様の期間限定モデルハウスです。

「パッシブデザイン」
特別な機械装置を使わずに、建物の構造や材料などの工夫によって熱や空気の流れを制御し、快適な室内環境をつくりだす設計手法です。近年、よく聞くようになったZEHとは違った環境重視型の住宅です。機械によって室内環境を制御するのではなく、太陽や風を身近に感じながら生活したいとお考えの方にピッタリの住宅です。

耐震構法 -SE構法-
南海トラフ地震への警戒感が高まっていることや長い期間信頼できる構造躯体を実現するためにSE構法を採用しました。従来の木造では実現できない大空間や複雑な立体構成が可能となっています。LDKは広々とした空間を確保するだけでなく、天井高さにもバリエーションを設け、畳コーナーや2階のセカンドリビングといった色々な場所を一つのスペースにまとめて計画しました。常に家族の雰囲気を感じられる、そんなあたたかみのある住宅になるように計画しました。リビングにあるスリットのような吹抜けが今回の住宅の名前の由来です。

シンプルなデザインの導き出し方
建物の表面積を抑え熱損失を少なくする。外観デザインの原点は環境面からのスタートとなりました。必要とされる家の大きさが入る真四角の箱を用意し、敷地の方位を勘案して日よけの壁や庇かわりになるバルコニーをデザインしていきました。夏は直射日光は室内に入れることなく、冬はなるべく部屋の奥まで日射が差し込むように配慮しています。夏は涼しく、冬は暖かい。快適な室内環境をつくることがそのまま建物のデザインとなるようにこころがけています。

地域に根差した工務店と地域環境型住宅をマッチングする
別枝大輔建築研究所では「その場所にあった資産価値の残る長持ちする住宅」をお客様に提案したいと考えています。今回の取り組みは、株式会社ネクサスアーキテクト様の情熱によるところがとても大きいです。今回のモデルハウスには工夫と愛情がたくさん詰まっていて、一見の価値どころか必ず見ておかなければならない住宅になりました。

PHOTO by 松尾浩靖 (FIVE GRAPHICS)

物件番号
No. 00010
竣工年月
2017年9月
工法
木造2階建て SE構法

そのほかの建築作品

閉じる